耳にしたことがある人も多いであろう食品ロス(フードロス)。
今回のテーマはその食品ロスについて。
食品ロスの何がいけないの?
日本の食品ロスの量は年間612万t。(平成29年度)
そのうち企業などから出る事業系食品ロスは328万t。
家庭から出る家庭系食品ロスは284万t。
日本人一人ひとりが年間48kgの食品ロスを出してる計算になります。
そんな食品ロスの問題は大きく分けて3つ。
- 食糧資源のムダ
- お金のムダ
- 環境によくない
では詳しく説明していきます。
① 食糧資源のムダ
今日も食品ロスとして私達が食べ物を捨ててる裏で7人に1人の子供が貧困からの飢餓で苦しんでいます。
私達が食糧の輸入を減らしたところで、その食糧が貧困層へまわるわけではありませんけどね。
でもシンプルに考えたら捨てる食糧を輸入するって勿体ないですよね。
ただただ勿体ない。
それに余分な食糧を運ぶための燃料も梱包材も無駄です。
この食糧を作るためには貧困層の人やその子供達が強制労働させられてたりするわけですから過剰な輸入を減らすためにも食ロスは減らしたいところ。
② お金のムダ
悪く言えば食べ物を捨てるということはお金を捨ててることと一緒。
家計にとってもよくありません。
踏み込んで考えると…
・余分に作った分のコスト、流通時のエネルギーは無駄になる
・廃棄処分するにもお金がかかる
巡り巡って家計を圧迫
これってすごく嫌なループですよね。
それから当たり前ですけど、ゴミを焼却するにも私達の税金がかかっていますから、ほんとお金がもったいない。
③ 環境によくない
一番はゴミの埋め立て処分場は無限ではありませんから少なくした方がいいに決まっています。
昨今、ゴミを焼却するときの熱を温水プールに使ったり、電気変換して学校や病院で使ったりという取り組みをしてる自治体は多いと思います。
その際、生ゴミは水分を多く含んでいますから温度が上がりにくくなって発電効率が悪くなります。
もっと大きな視点で言えば、今こうしてる間にも農地を確保すべく世界のどこかの森は伐採されています。
家庭からの食品ロスを減らそう
食品ロスを減らそう!と思い立っても買いすぎに気をつけるぐらいしか方法が思いつきませんよね?
調べてきましたので、減らすためのアイデアを書いていきますね〜。
無駄に買わない、食材を使い切る
いつも買いすぎには気をつけてるけど、「アレは冷蔵庫に入ってたかしら?心配だから買っておこう」ってなってついつい買いすぎちゃうのよ〜。
そんな時は買い物前に冷蔵庫の中をスマホで撮影してみて!
こうすれば、「冷蔵庫の中に入ってなかったらどうしよう!」って心配からの買いすぎを防げそうな気がしませんか?
そして、スーパーでお買い物する時はすぐ使う予定の食材なら棚の手前、賞味期限が近いものを買いましょう。
事業所からの食品ゴミを減らすことにもつながります♪
あとは冷凍庫もうまく使いながらなるべく食材を使い切れれば完璧です!
ローリングストックも検討してみる
防災準備としても有効なローリングストック法(使ったら使った分補充するストック方法)。
備蓄食はそもそも期限が長いですから生鮮食品と違って、傷んでしまって食べずにゴミ箱へポイ となる確率がぐっと減ります。
それに、もう一品欲しいという時や体調が悪くてご飯を作りたくないときはあると便利です。
我が家ではレトルトカレーとお粥をストックしています。
本当はほかにもバラエティ豊かにストックしておきたい気持ちはあるんですけど、収納場所がないのと、ミニマリストを目指す者としては物が増えることに拒絶反応が…。
備蓄食にひと手間加えて立派なメニューとして食卓に出したい方はクックパッドで「ローリングストック」と探してみてください。
備蓄食を使った美味しそうなレシピを沢山の方が投稿してくださっています。
フードドライブを利用してみる
お中元やお歳暮、あるいは冠婚葬祭でいただいた食べ物を結局食べないまま捨ててしまう…。という経験ありませんか?
そういった食べ物を寄付する取り組みをフードドライブといいます。
集められた食べ物は福祉施設や生活困窮者、フードバンクへ寄付されます。
家にあったらゴミになってしまう食べ物が誰かのためになるだなんて素敵じゃないです?
もし冠婚葬祭とかでいただいた使わないお茶や乾物をお持ちでしたら寄付してみてください。
※ お住まいの自治体でフードドライブを実施してるかまず調べましょう。
生ゴミを減らす
もっと直接的に生ゴミを減らす方法としては家庭用の生ゴミ処理機を導入してしまう、という手もあります。
結構値が張るんですけども、補助金が出る自治体もあります。
購入を検討される場合は自治体のホームページで調べてからにしましょう。
乾燥式の生ゴミ処理機は導入しやすいのでおすすめ。
生ゴミ臭さから解放されますし、処理が終わったものは堆肥として使えるので家庭菜園などやってる人にはもってこいです。
そのまま捨てるにしてもゴミの量は圧倒的に減るので楽になります。
ゴミの量で処理が終わる時間が変わりますが、標準モードであれば6時間以内に終わります。
夜寝る前にスイッチオンすれば朝起きる頃には終わりますね。
小型なのでシンクの上でも使えます。
稼働時間がパリパリモードだと7時間30分〜10時間40分と長めです。
でも手軽に生ゴミ処理機を導入できると思えば目を瞑れる範疇かと思います。
企業からの食品ロスを減らそう
最近増えつつあるフードロス通販って知っていますか?
賞味期限が近かったりする食材などを安く売ってる通販サイトのことなんですけども、覗いてみると楽しいですよ。
企業からしたら廃棄する費用を減らせるし、消費者からしたら食材が通常よりも安く手に入るのでまさにWin-Win。
こちらについてはまた別の機会にまとめたいと思います。
まとめ
食品ロスってとっても身近な問題なのに、なぜかおざなりにされがちです。
私達が少し気を配って消費活動と向き合うことで救われる企業だったり、人だったりがある(いる)ということを頭の片隅に置きながら買い物だったり調理をしたいですね。
*この記事はここまで*
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